【話題の新刊】
『桑原武夫と「第二芸術-青空と瓦礫のころー』
 鈴木ひさし

『桑原武夫と「第二芸術」 ―青空と瓦礫のころー』 
 鈴木ひさし(創風社出版)

「桑原武夫といえば、俳句に関わる人なら、すぐに「第二芸術」を思い浮かべる。」
(桑原の評論「第二芸術」を)「同時代の俳人たちは真正面に受け止めた。」
「この評論をめぐる論争が一つの結節点となり、俳句は新たに出発した。もし、「第二芸術」が書かれなかったとすれば、その後の俳人たちはどのような試みをしただろうか。」(はじめに より)

1946年発表の「第二芸術」はどのような文脈で書かれたのか。
俳人である著者が「もう一度書かれた時代と場所に置きなおし読み直す」本書。
俳壇のみならず川柳の世界でもさまざまな論争を呼んだ「第二芸術」について、新たに向き合う。