【話題の新刊】
『本当は逢いたし』
池田澄子 著

『本当は逢いたし』
池田澄子 著(日本経済出版)


句集『此処』で2020年度の読売文学賞を受賞した俳人・池田澄子さんの最新エッセイ集。
この10年、3・11からコロナウイルス禍までの間に綴った60余篇が編まれています。

「彼の世も小春日和か 
 此処から彼処の人を思う。」
(帯のことばより)

本当は逢いたしと願う「彼処」の人たちへの思いや、俳句のこと、詩のことなどなど。
凛と軽やかな筆さばきにして、さまざな気づきを誘われる本書。
各エッセイに引かれた自作句や師、友、先達の俳句も味わい深く、心に響きます。