源流を辿ると地下の本屋さん 島村美津子
昨日から読書週間が始まった。
そして11月1日は「本の日」。
日付の11と1の数字を、本棚に並ぶ本に見立てての記念日で
全国の書店にて、いろんなフェアを開催。
ときくと、緊急事態宣言も解けたし、
ちょっと遠くのお気に入り書店へも
足を延ばしたい気分。
さて、掲句。
源流へさかのぼれば、山ならぬ地下の本屋さん、の意外性。
行きつけのお店かな。
ここで手にしたさまざまな本が、
後の考え方や生き方の基本になったとか。
あるいは、出先でふらっとのぞいた本屋さんで
運命の1冊と出会ったのかも。
本から始まる川には、折々にいい風が吹く。
本作は川柳集『われもこう』より引く。
昨秋、著者・島村美津子さんの卒寿を記念して上梓された句集で、
本書からも、こんこんと清水が湧いている。
(川柳集『われもこう』 島村美津子 私家版)
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