水羊羹は寒天と小豆あんを用いて作る、見た目涼やかな夏の季節和菓子。
水羊羹の由来は、中国伝来の「点心」にあるとされている。点心は中国古来からの軽食文化で、鎌倉〜室町時代の中世、中国に留学した禅僧によって伝えられた。
点心のメニューの一つに“羹(あつもの)”と呼ばれる羊の肉を用いたスープがあり、これを元に蒸し羊羹、練り羊羹、水羊羹が作られた。
水羊羹が和菓子として登場したのは、江戸時代後期(1750年〜1867年頃)。
1865年頃には江戸の菓子屋「清寿軒」で水羊羹が作られたとも伝えられている。
水羊羹は今は夏の風物詩だが、本来は日持ちが悪いため冬の食べ物として、もっぱらおせち料理の菓子として冬季に作られていた。
福井県では「でっち羊かん」として、昔の名残から冬に食べるお菓子として定着しており、11月〜3月の寒い季節に製造・販売が盛んに行われている。
昔、京都や近江八幡に奉公に来ていた福井県の丁稚が、里帰りするときに羊羹を土産として持って帰ったことから、「でっち羊かん」といわれている。
水羊羹の角を死守するため会議 なかはられいこ
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