背景は群青 海になる前の
月波与生
鮮烈な心象景。
自身の、あるいは社会のカオスが
海になる前にまで初期化されてしまったように、
ただ群青として背景にある。
されどこの群青の存在感。
新しい有機の元始として
すでにうねりはじめ、
はらみはじめ、
なにか強烈なエネルギーを放ちはじめているよう。
そして作者の背景もまた、美しい群青いちめん。
掲句は、作者の月波与生さんが編集・発行人を務める
「現代川柳 満天の星」第7号より引く。
(「現代川柳 満天の星」第7号 2025年12月)
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