漢字の「虹」は、「虫」と「工」を組み合わせた形声文字で、古代中国では、虹は「空を貫く大蛇」の姿とされ、「虫」は昆虫ではなく、元々蛇の象形。
「にじ」の語源にはいくつかあるが、次の4つが伝えられている。
その1 「蛇―へび」の古語「なぎ」説。
「蛇」の古語「なぎ・なが」に由来するという説。古代の日本では、蛇も含め、水中に棲む体の長い生き物を「なぎ」と呼んでいた。虹を大きな蛇として、蛇を表す「なぎ・なが」→「のじ・ぬじ・ねじ」→「にじ」に変化。
その2 「 日色 」 説
「日色 (にちしき)」に由来するという説。「日色 」とは日の色。「にちしき」が短縮されて、「にじ」に。
その3 「錦 」説
「錦 (にしき)」に由来するという説。七色のカラフルな虹のことを「錦」と呼んでいた。「にしき」が略されて「にし」、方角の「西」と区別するために「にじ」。
その4「魔界の主」説
「魔界の主(ヌシ)」に由来するという説。虹は沼や池に住み着き、人に危害を与えるとされる魔界の主と信じられていた。虹は蛇に似ていたため、魔界の主(ヌシ)と蛇の古語である「のじ・ぬじ・ねじ」から、「にじ」に。
階段になれたら虹をこぼれたい 平岡直子

