漢字「零」の語源は古代中国までさかのぼる。もともとは雨が降る様子を表す「雨」と、滴る水を意味する「令」が組み合わさってできたとされている。この組み合わせから、「雨が降って水滴が落ちる」すなわち「滴る」や「こぼれ落ちる」といった意味を持つようになった。
さらには「こぼれたもの」「あまり」という意味でも使われるようになった。この「あまり」という意味が数に対して用いられた場合、「端数」を表すようになる。そして、それが「ごく小さな数」となり、やがては「何もない数」、「ゼロ」を表すようになっていく。
ちなみに、「ゼロ」という概念を初めて考え出したのはインド人で、だいたい7世紀ごろのこと。一方、漢字の「零」は紀元前の昔から使われていたので、「ゼロ」が誕生するよりはるか前から「零」は存在していたことになる。けれど、中国では「零」が「何もない数―ゼロ」としての意味を持つようになったのは明代(14〜17世紀)になってからとされる。
約束をぽろぽろ零すつづら折り 小原由佳
*ゆに発足当初から、毎週月曜日にお届けしてまいりました「コトノハららら」も、丸五年を迎えました。五年という節目をひとつの区切りとして、今回をもちまして「コトノハららら」を終了させていただくことにいたしました。これまで長い間お読みいただき、本当にありがとうございました。また、毎回、素敵な作品をお借りしました作者の皆さまにも、この場をお借りして、心より感謝申し上げます。これからも、素敵なコトノハの日々をお送りいただきますように。
感謝をこめて。西田雅子
*目の不調ですが、回復しました。ご心配のおことばをいただき、ありがとうございます。もう大丈夫です。