淋しさとは違う浚渫船うごく
楢崎進弘
淋しさとは違う、は
ここで切れているのか。
あるいは浚渫船にかかっているのか。
うごく、は、
浚渫作業を指しているのか、
はたまた移動なのか。
そして何が「違う」んだろう。
そんな揺らぎの中で、船を見つめる。
私が今見つめている船は、とどまったまま
ただ黙々と水底の土砂や岩石をさらっていて、
その土砂や岩石は
やはり淋しさとは違う気がするし、
淋しさそのものみたいでもある。
さて、こんな1句とともに、私の6月が始まりました。
本作は「あざみエージェントオリジナルカレンダー2022」の
今月の句です。
素敵な1句と写真がコラボした、
毎月、めくって楽しい、眺めて楽しいの
川柳フォトカレンダー。
掲載句はすべて、あざみエージェントさんの
掲載句募集の入選句です。
そしてただ今、あざみエージェントさんでは
2023年度のカレンダー掲載句を募集中。
◆募集期間 2022年5月10日~2022年6月30日
◆応募資格 あざみの会会員であること
◆選考委員 小島蘭幸 笹田かなえ
なかはられいこ 芳賀博子
柳本々々(順不同)
◆応募費用 1,000円
◆応募要項 川柳
新作または2021年に発表した作品
自由吟2句(ひとり2句限定)
◆選考結果 「あざみ通信」No.29 誌上で発表
◆応募特典 あざみエージェントオリジナルカレンダー2023を謹呈
(掲載句に選ばれた会員には10部、
それ以外の応募者全員に1部ずつ)
「あざみの会は、会員誌「あざみ通信」を中心とした
あざみエージェントと会員のみなさまの広場です。」
(「あざみ通信より)
詳細、お問い合わせは、こちらまで。
あざみエージェント info@azamiagent.com
過去ログはこちらから▶