あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
2025年、最初のコトノハは「縄」です。
「縄」の名称の起源には、2つの説が考えられている。
1つは「綯う(なう)」という動詞からきているというもの。藁などをより合わせて、1つの紐や縄にするという意味がある。その行為から、そのよりあわされたものを「縄」と呼ぶようになったと考えられる。
もう1つは、「なひわら(綯藁)」という言葉から派生してきたというもの。これは、藁をより合わせたもの、すなわち縄を指す古い言葉で、この言葉が時代と共に「縄」という言葉へと変わっていったとされている。
漢字の「縄」は、「糸」と「黽」からなる会意文字。本来、「黽」は大きなカエルを表した字だが、ここではトカゲを表す。つまり、「縄」の字はトカゲのように長いなわを意味する。
また、「縄」の漢字を「糸+蠅の省略形」とする説もある。「より糸」の象形と「腹のふくらんだ、はえ」の象形で、なわのよりをかけた部分が、ふくらんだ腹のような所から、「なわ」を意味する「縄」という漢字が成立したというもの。
夢結ぶ縄は一本あればいい 桑原伸吉