観覧車の起源は17世紀のオスマン帝国領ブルガリアにあり、当初は木製の大きな二重の輪に、10個のブランコをつるし、人力で回転させるという素朴な物であった。
現在のような機械式観覧車は、1893年のシカゴ万国博覧会で初めて登場する。これは1889年のパリ万博で建設されたエッフェル塔に対抗するため、技師フェリスが設計したもので、直径約75メートル、定員2,160人を誇る巨大な構造であった。
観覧車は英語で「フェリス・ホイール」と呼ばれるが、設計した技師の「ジョージ・ワシントン・ゲイル・フェリス・ジュニア」の名前に由来する。
日本では1906年、大阪・天王寺公園での戦捷記念博覧会に蒸気動力の観覧車が設置され、翌年には東京・上野へ移設された。以降、全国各地の遊園地に普及していく。
さらに1995年には、神戸ハーバーランドに世界初のイルミネーション付きの観覧車「ワンダーホイール」が登場し、観覧車は夜景と融合する新たな魅力となった。現在はその後継「モザイク大観覧車」が神戸のランドマークとなっている。
終わりない旅とは知らず観覧車 黒川佳津子
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