遊園地やテーマパークでの人気アトラクションと言えば、あの絶叫マシーンの「ジェットコースター」。熱狂的なファンもいれば、見たくもないほど苦手な人もいるという好き嫌いがわかれる乗り物である。
急降下するときのあの「ふわっと感」が、好き嫌いをわけるのかもしれない。あの独特な感覚は、無重力あるいはマイナスG(重力)といって、体が軽くなってふわりと浮く感覚。マイナスGが強いと、体が動かなくても内蔵が動こうとするので「ふわっと感」が生まれるらしい。
ジェットコースターは、和製英語で、アメリカ英語では roller coaster(ローラーコースター)。coaster というのは「ソリのような乗り物」という意味で、roller はローラー(転がるもの)、あるいは、大波、大うねりという意味。
日本では、昭和30年に後楽園遊園地開催と同時に、華々しくデビュー。その数年前に世界初のジェット旅客機が就航し、すごいスピードが出せる最先端の乗り物であるそのスピード感と、響きのよさから、ジェットコースターと命名された。その後、大人気に。
子供の頃は好きで、よく乗っていたジェットコースター。が、今では苦手。何と言っても、最初の坂を上っていくときの、あのカタカタという不気味な音。恐怖心が、Maxに…！
ゆっくりとはじまるジェットコースター 久場征子
