道頓堀の雨に別れて以来なり
岸本水府
川柳六大家の一人、岸本水府(1892-1965)の代表作のひとつ。
まこと情感たっぷりの名句は、
田辺聖子さんが著した水府の評伝のタイトルとしても知られる。
『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』
(1998年に中央公論社より発行、のち文庫)
本書は水府を軸に、まさに「その時代」が繊細にダイナミックに描かれ、
泉鏡花賞、読売文学賞の受賞も話題になった。
さても田辺聖子さんは、本書をはじめ
『古川柳おちぼひろい』『川柳でんでん太鼓』などの著書で
どれほどたくさんの魅力的な川柳や川柳作家を世に紹介し、
また川柳の世界に惹き込まれたことだろう。
氏は今も、川柳人にとって最強のサポーターだ。
そんな田辺聖子さんが2019年6月6日に逝去されてはや5年。
このたび忌日を「おせい忌」と名付け、
来たる6月9日にこんな追悼イベントが兵庫県・伊丹市で開催されます。
氏がこよなく愛された川柳と俳句のコラボスぺシャル企画。
ぜひ、ふるってご参加ください。
【第一回 おせい忌五七五(川柳・俳句)ライブ】
日時 2024年6月9日(日)午後2時(1時半開場)
場所 伊丹市立図書館本館「ことば蔵」地下一階多目的室
投句 2句(川柳でも俳句でも自由)当日受付へ投句
会費 1,000円(事前申込不要、当日会場へお越しください)
選者 朝倉晴美(俳人)・内橋可奈子(俳人)
山崎夫美子(川柳人)・芳賀博子(川柳人・司会進行)
田辺聖子作品朗読 秋山ツトム(エフエムいたみパーソナリティ)
挨拶 坪内稔典(柿衞文庫理事長)
主催・柿衞文庫応援隊「柿の会」 後援・柿衞文庫
お問い合わせ 朝倉晴美 haruringringringasakura@yahoo.co.jp
新家月子 shinya807@earth.ocn.ne.jp
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