シリウスは、おおいぬ座(日本では冬の南の空にやや低く見られる星座である)で最も明るい恒星で、太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星である。
シリウスが明るいのは、恒星として温度が比較的高く、太陽の数倍の明るさで輝いていることに加えて、近い距離にあるため。
シリウスまでの距離は、8.6光年と、知られている恒星の中では9番目に近い。ちなみに、地球から太陽までの距離は、約1億5,000万km。※1光年とは、光が1年間に進む距離のこと。この距離は約9.5兆キロメートルに相当する。
シリウスは、ギリシア語で ”焼き焦がすもの” という意味。日本では明るく大きく、そして青白く見えることから「大星(おおぼし)」あるいは「青星(あおぼし)」 と呼ばれていた。
シリウスの語源は、犬の名前で、猟師オリオンはシリウスとプロキオン(子犬座の恒星)を連れていたという神話に基づいている。
シリウスの知らないところで管理人 妹尾 凛