落下傘はパラシュート（仏 : Parachute）とも呼ばれ、傘のような形状で、空気抵抗を利用して降下の速度を制御するもの。名前はイタリア語の「守る」 (parare) とフランス語の「落ちる」 (chute) を組み合わせた造語である。
初期のパラシュートは絹製で、これは湿ると重くなる上に、開かない事故がよく起こった。現在はナイロンなどの化学繊維製である。
日本では航空法で、「国土交通大臣の許可を受けた者でなければ、航空機から落下傘で降下してはならない。」と定められている。コストや重量制限、安全性の問題から民間旅客機にはパラシュートが装備されていないことが一般的。
パラシュートの歴史は、1485年頃、レオナルド・ダ・ヴィンチがパラシュートのスケッチを残しているため、ダヴィンチが発明したとする説が多い。が、それ以前の1470年頃、無名の人物により書かれたと推定される図面が残されている。
第一次世界大戦や第二次世界大戦では、軍事的な目的でパラシュートが急速に発展した。
パラシュートを数える際の単位は「具」。「具」はまとまりのある装備品や道具類を数える際に用いられる。「パラシュートを一具購入した。」のように。
落下傘降下 夢を制圧する 小池正博
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