Vol. 267 胡瓜

胡瓜の色のイメージはふつうみどりだが、名前の由来となったとされるのは黄色の胡瓜。異なる品種ではなくて、私たちが食べているのは成長途中で、熟すと黄色くなることから、「黄瓜」が転じて「きゅうり」と呼ばれるようになった。

漢字「胡瓜」の「胡」はシルクロードを経てきたことを示す。

胡瓜はウリ科キュウリ属の野菜で、インド・ヒマラヤ山麓が原産といわれている。3000年前には栽培されていたとされ、日本には中国経由で6世紀終わり頃に伝えられた。

最初は薬として使用され、食用として栽培が本格化したのは、江戸時代になってからのこと。

江戸時代までの胡瓜は苦かったため,栽培が盛んになったのは品種改良が行われ始めた明治以降である。

 まなざしを遠くに置いて胡瓜もみ  徳長 怜