仏壇にどうして翅があるのだろ
川田由紀子
仏壇に翅。
さて、どうして? の前にまず、
「翅がある」とはどういう状況かを考える。
「翅」だから虫のはね。
で、まず浮かんだのが、
仏壇の隙間に迷い込んでしまった虫が
干からびて、なぜか翅だけがのこっている、という絵。
仏壇という「死」の中に、
もうひとつの「死」がある。
どちらの死も「永遠のたましい」をはらみつつ。
続いて浮かんだのは、
仏壇そのものが翅をもっているという
ちょっと愉快な想像。
主人公の気付いた翅が見間違いでないとしたら、
仏壇も何かの拍子に、まるで天道虫みたいに
ぱっと翅を広げて、飛び去ってしまうのかもしれない。
それはどういう理由で?
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