どの杭も冬に向かって立ち直る
笠嶋恵美子
杭。
手元の辞書で確認すると
「地中に打ち込む長い棒。目印や支柱にする」
とある。
掲句の杭は、いろんな現場を想像させつつ
ごく身近な庭や畑のリアルな杭かもしれないし
心のうちとも重なっているよう。
延々と続いた夏、束の間の秋を経て
いよいよ本格的な冬に向かって
「立ち直る」。
一本一本が、大地にまっすぐ力強くリセットされ
てっぺんの先にはスカッと気持ちのいい空。
出典は、ゆにの「今月の会員作品」です。
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