神々の寝息 雲海一面の
黒田弥生
荘厳な景にうっとり。
目先のあれこれに追われる日々から
一読、はるかな高みへ運ばれた。
主人公はたとえば山頂から、
はたまた機上から眺めているのだろうか。
一面の雲海に神々が横たわり
安らかなに寝息までたてている。
ここはどこまでも平穏で、しばしの現実逃避。
そしてふと現実もよぎったり。
倒置法により、いっそう印象深く
余韻を残す作品。
本作は、ゆにのサイトで
この12月1日に公開したばかりの
「今月の会員作品」から。
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