Vol. 260 雨

「雨」の語源は大きく二つに分けられ、1つは「天 (あめ) 」と同語説で、もう一つは「天水 (あまみず) 」の約転説 (語中の連続する2音節において、音の脱落や融合によって別の音となること)。

古代では雨は草木を潤す水神として重要視され、雨乞いの行事等も古くから存在する。

「天」には「天つ神のいるところ」という意味もあるため、雨の語源は、「天」「天水」のいずれかと考えられている。

漢字の「雨」は甲骨文字に原型が見られ、上部は雲、下部は降る雨の点を表す象形文字で、中国から伝わった。

ちなみに地球最古の雨は約40億年前だったとされ、オーストラリアで発掘された古代の鉱物の中に、淡水の雨が降ったと考えられる痕跡が発見された。

 雨雨雨雨雨雨痛雨雨 河村啓子
     2026年5月ゆに会員作品より