反核の道まだ遠き慰霊式
森脇幽香里
「まだ遠き」の、まだ、が切実に響く。
森脇幽香里(1908-2003)は広島市出身。
父・森脇美禰坊の影響を受けて、川柳を始め、
37歳のときに広島で被爆した。
『川柳 幽香里句集』(私家版 1993)は
サブタイトルを「川柳・昭和を生きて」として2,800句を収録。
序文は田辺聖子。
仲間と編んだアンソロジー『きのこ雲』(広島川柳会 1966)は
1988年に復刻され、その前書きに次のように記している。
「自らも被爆し、二人のわが子をさがし歩き、
何万という人々の地獄図絵をまのあたりにした私としては、
核の恐ろしさに、目をつむり、
手をこまぬいていることはできなかった。
(中略)
今日なお、核が世界の人々を不幸な日へ追いやろうとしている時、
私は再び、心の文芸、川柳による、被爆時の悲惨な真実の披瀝と、
核廃絶への正直な希求に外ならぬ、
句集「きのこ雲」の復刻を思い立った。」
以下は『川柳 幽香里句集』より。
平和祭同じ時刻へ血が止まり
生きているテツドウグサにはげまされ
あの朝を想う八月六日朝
その時にいたヒロシマを尋ねられ
原爆禁止味方は血の声天の声
☆お知らせです。
8月8日にラジオに出演します。
ラジオ関西「ひょうごラジオカレッジ」
8月8日(土)朝7:00-7:30
テーマ「川柳を相棒にー日々を楽しむ五七五ー」
講師 芳賀博子
ラジオ以外にも、PodcastでPCやスマホからでも
お聴きいただけます。
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