今日は成人式。ある記事に、成人式の振袖に、おはじきのイヤリング。ピアスや、おはじきを2、3個つなげたイヤリングが載っていた。おはじきは、子供の頃親しんでいた昔ながらの日本のゲームツールなので、ありかも。
おはじきの歴史は、もともとは小石や貝殻から始まった。奈良時代に中国から伝わり、おもに宮中などで貴族の遊びとして親しまれていたが、江戸時代から女の子の遊びとして、庶民にも広がっていった。指ではじいて遊ぶので「おはじき」。
現在のガラスを平らにした形のものがでてきたのは、明治時代の後期から。指ではじいて、別のおはじきに当てるというルールはあまりよく覚えていないけれど、おはじきをするにはコツがあり、集中力とはじき方の力加減が必要だったような気がする。
そう言えば、男の子がふざけて鼻に入れ、なかなか取れなくなって、大騒ぎになったことも。
おはじきのガラスを透かして見るキラキラが、二十歳を迎える若い人たちのキラキラと重なる。
おはじきと平等院をとりかえる 守田啓子