Vol. 34 おにぎり

 1月17日は27年前に、阪神淡路大震災があった日。それまで日本ではあまりボランティア活動が活発ではなかったが、この震災を機に、活動が活発になった。このことから1月17日は、防災とボランティアの日となった。

 また、1月17日は「おむすびの日」でもある。震災のときに届けられたおむすびや、炊き出しなどの善意を忘れないために記念日とされた。人と人との心を結ぶ「おむすび」の意味も込められている。

 昔の日本では、おむすびを神様へのお供物にしていたようで、古くから山を神様に見立てる風習があったため、三角形の山のような形の握り飯を「おむすび」と呼んでいたようだ。

 おむすびは、「おにぎり」とも呼ばれていて、こちらは、特に形に決まりはなく、「握り飯」から「おにぎり」に呼び名が変化したと言われている。

 形や握り方で、おむすびとおにぎりの違いを特定するのは難しく、コンビニによっても、おむすびと呼んだり、おにぎりと呼んだり。「おにぎりの日」は別にあって、6月18日。

  G線上の都合でおにぎりにします  谷口 義