日本人にとっては馴染のない「マイル」だが、アメリカやイギリス等の英語圏では、長さの単位として当たり前のように使われている。通常1マイル=1.6kmまたは1.609kmとして計算されている。
マイル(mile)という単位の起源はローマ帝国時代に遡る。ラテン語の「mille」(千)が起源。歩幅2歩分の長さの単位を「パッスス」として、その際に1000パッススを1マイルとしたのが始まり。
ただ当時使われていたマイルは、人間の体を基準に長さを決めていたので、長さが人によって微妙に違い、正確性に欠けていた。
そこで、フランス革命の真っ最中に、誰もが納得して使える計量の基準が必要ということで、測量などに6年もの時間を費やして、1メートルという普遍的な基準が定義づけられた。
メートルやキログラムといった単位は、ごく最近になって、ようやくグローバルスタンダードとして浸透した。
ふたたび子は二千マイルの風を行く 姫乃彩愛