今日の一句 #627

しばらくはここにいますと月が言う
重森恒雄


あけましておめでとうございます。
しかしながら新年早々、
能登の地震、羽田の事故とまさかの出来事が相次ぎ、
被災され、被害にあわれた方々には
心よりお見舞い申しあげます。


今日の一句は、ゆにの1月の会員作品から。
月のことばが沁みいる。
「しばらく」はずっとではない。
けれど明日ともなれば

月は再び戻ってきて、
また語りかけてくれることだろう。


さて、重森恒雄氏の作品といえば
シニカルなユーモアやペーソスを湛えつつ、
なにごとも茶化したり誤魔化したりはしない作風が
私には魅力だ。

振り返れば、重森氏の川柳を
ゆにのスタート以前より、かれこれ四半世紀以上、
毎月、誌面やネット句会で拝読しているけれど
抑制のきいたトーンで表現される優しさは
ときにアフォリズムようにじんと響く。

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