今日の一句 #634

虫食いの穴の向こうの銀河系
森平洋子


まずは「銀河系」について考えた。
その前にまずは「銀河」は、
俳句の世界では秋の季語ですなわち天の川。
けれど天文学用語としては
異なる意味を持つ。
「銀河」は無数の恒星や惑星などの集まりで、
「銀河系」は、太陽系が所属する銀河を指し、
天の川銀河とも呼ばれる。
地球を含む「太陽系」は、銀河系の中間くらいに位置して
中心部からは約2万7,000光年離れた場所にある
・・なんてことを
科学系サイトで確かめていると、心ふわふわと
あっという間に小一時間経っていた。


さて今日の一句、

虫食いの穴からいきなり
銀河系をのぞかせたところが面白い。

その穴から宙を見つめるうち、
自分が何者でもないひと粒になり
そこからひょいと飛び出したりもできそう。


本作は、先ごろ開催された

ゆに主催のオンラインイベント「第7回ゆにゼミ」の
事前投句・題「虫」の入選句。
毎回ことばのさまざまなジャンルから、
スペシャリストを講師にお招きしてのゆにゼミは
今回、「虫のことば」をテーマに
第1部は、市立伊丹ミュージアム館長の奥山清市さんの講演。
第2部は、ずばり「虫」を題とした川柳句会。
虫の神秘と魅力にたっぷりふれて
大いに盛り上がったゼミの当日の模様は
こちらからどうぞ。

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