月(つき)は一日の中で太陽が沈んでから出てくることから、太陽に次いで光る → 次 → つき(月) になったといわれている。
このほかにも、月は日々満ち欠けしていて、1か月に1回は新月となり、光が失われることから、光が尽きる → 尽き → 月となったといわれる説も。
また、月の見た目から、満月は、お餅を搗(つ)いているうさぎに見えるといわれていて、うさぎがお餅を搗くから月(つき)になったというもの。
これらの説の中では、次 → 月 の説が有力といわれている。
また、月(げつ)と呼ばれるのは、月の満ち欠けに関係している。「欠ける」という漢字は、「けつ」とも読めて、欠(けつ)する → 月(げつ)になったとか。
漢字の「月」は、古代中国において既に月を意味する文字として使われていた。その形は、新月から満月へと変化する月の姿を象徴的に表している。
動くなと月を繋いでおきました 嶋澤喜八郎