切符手にしてアナログの逃避行
藤山竜骨
本日公開した、ゆにの「今月の会員作品」の一句です。
ただいま竜骨さん、リアルに逃避行中でしょうか。
切符という始まりからすでにアナログ感ありますね。
行先はたとえば鄙びた里。
ぷらっと入った居酒屋は店主のワンオペで、
愛想はそこそこながら
地酒も肴もじわりと美味い。
逃避行ゆえ、もちろんその様子は
SNSにアップされたりはしないだろうけれど、
勝手にいい感じのショットを
次々頭に浮かべています。
本作、さらりとアコースティックな書き方で、
下五のハネ方もどこかのどか。
ゆったり味わって、
うーんと大きな伸びをしたら
心身の軋みがちょっとマイルドになりました。
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