人を切ることばは春の風のよう
梅崎流青
ふわりとこわい句。
「ことば」に、どこか確信犯的な悪意を感じる。
けれど、ひょっとすると、
まこと無邪気に発せられたものだったかも。
やさしいなぐさめやエールが、
思いがけず深手を負わせてしまうことがある。
春の風は、あたたかくやわらかく、そして不穏。
さらに、おしまいの「のよう」のぼかしが
いっそうあてどない余韻を広げてゆく。
本作は発行されたばかりの季刊「川柳葦群」からの一句。
作者の梅崎流青氏が主宰する「川柳葦群」は
今年創立20周年を迎え、
5月10日には柳川市で記念川柳大会も開催される。
(「川柳葦群」第77号 2026年4月)
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