桜が散り始めると、みどり輝く季節になる。
「みどり」という言葉が登場するのは、平安時代になってからといわれている。本来「瑞々しい(みづみづしい」を表す意味で、「みづ」から「みど」に。転じて新芽の色の意味になったようである。
新芽や若枝の色から、青色と黄色の中間色である「緑色」を表すようになった。それまで緑色を表していたのは「青」。漢字では、「緑」のほか、「碧」や「翠」とも表記される(「翠」はカワセミの羽根の色を指す言葉)が、「碧」や「翠」は、やや青みの強い色を指すことが多く、欧米人にとっての「グリーン」は、日本人にとっての緑よりも明るく鮮やかな色を指すといわれている。
2022年春夏ファッションのトレンドカラーは、発色のよい明るいグリーン「ケリーグリーン」だそう。
レタス畑 生まれたかった子はみどり 畑 美樹