お茶は中国で生まれた飲み物で、呼び名はいろいろあるが、大きく「「チャ」(Cha)」と「ティー」(Tea)に分かれる。
「チャ」(Cha)は、広東語の茶の発音がルーツで、陸路で伝わった発音。当初、茶には様々な呼び名や漢字があったが、唐代以降、中央政府も茶(チャ)と発音。歴代の中国王朝は、貿易に茶を利用していたため、茶は陸路で各地に伝わり、日本には遣唐使などの僧が茶を持ち帰り、仏教と共に伝来している。
「ティー」(Tea)は、福建語の「te」(テー)がルーツ。福建省の港町のアモイは、茶の輸出基地で、大航海時代、ヨーロッパで最初に茶を輸入したのはオランダ。ヨーロッパの茶貿易を一手に担い、海路で持ち帰られた茶葉は、TEの名とともに近隣諸国に広まる。
日本では、のちに武士の間で「茶の湯」から茶道(抹茶)という日本文化が生まれ、庶民の間では、煎茶が浸透してゆく。1980年代には、「いつでもどこでも飲める」缶入り緑茶から、ペットボトル茶飲料が誕生、こちらも日本文化の一つ。
おーいお茶一本分のプランです 高橋レニ