Vol. 164 モアイ像

「モアイ」の由来は諸説あるが、有名なのは次の2つ。ひとつはモアイ=像。これではモアイ像は「像像」となってしまう。もうひとつは「モ=未来に」「アイ=生きる」の意味で「未来に生きる」という意味。

モアイ像があるのはチリのイースター島というところで、チリ本土からかなり(3700km)離れていて、最も近い有人島とも2000kmも離れている。面積も沖縄県の宮古島(158.93km2)と同じぐらいの小さな島。

島には1000体ものモアイ像があり、その目的についても諸説あり、お墓としてつくられたという説や、信仰の象徴、部族にとっての守護像として建てられたとも。多くのものが、海に背を向けている。

モアイ像は、日本の古墳やエジプトのピラミッドがつくられた時代よりも新しく、つくられたのは7世紀から17世紀にかけてで、日本では飛鳥時代から江戸時代にあたる。

モアイ像の大きさは最大で高さ20メートル、重さ90トンにもなるそう。どうやってつくった場所から運ばれたのか、謎とされているが、イースター島に伝わる伝説の1つに、モアイ像は歩いて移動したという説がある。最近では、ロープを使うことによってモアイを歩かせることができるということが証明された。↓ こわい? なんか、かわいい。 こちらから→ Easter Island moai ‘walked’ (youtube.com)

モアイ像の一つになっている時間  竹内ゆみこ