- シュレーディンガーあの世の味を知っている
- 日本語に訳して効き目ある余白
- 春虹のカーブ『わたし』を駆逐する
「阿川マサコ」の作品一覧
全 48 件の作品が登録されています。
- 年明けの水の声するぴえん
- 肉食のあと暗澹とする味蕾
- 転んだらつかむ四十年前の雪
- どんな眼をして白鳥を匿うか
- わかるまで言う掛け算の三の段
- 人生のフリル背中を駆けのぼる
- 新しいすすきの中のグルグル部
- 魂が新鮮になるのぞき口
- 秋の体冬の体と着古して
- そもそもが番線違ってた旅路
- ひと押しが足りないままにネコジャラシ
- 秋の風ふいにチロルと出る言葉
- 日章旗汚れて戻る鳩の首
- 愛すると黒ずむものを秋の紐
- 従順も美徳のひとつマスク晴れ
- 垂線の足になるまでパラサイト
- 疎か密かどこかが沼化よるの匙
- かなかなかな平坦な視野抜けられず
- 日盛りに誰かの蛇になりに行く
- 母という毒のまわりがゆるくなる
- 誰のたましい水色の蝶がわく

