- あらすじの破片ひぐれのぼんのくぼ
- 旅人の背は点線をひいてゆく
- 走り抜くメロス真実ラ・フランス
「阿川マサコ」の作品一覧
全 48 件の作品が登録されています。
- 夕暮れは鹿のかたちを追いつめる
- 表現の荒野横顔に目がふたつ
- 喪にふくす夜のパンには缶コーラ
- 巻貝の昔々は耳だった
- 汚れた手洗えば許す 神なのか?
- 人攫いお寺の鐘はゴンと撞く
- 炎天に誰もが空費することば
- 意識下にまごうことなき加害の芽
- びらびらと都会の糜爛金魚考
- 追熟のあの子の産毛まぶしくて
- 釣り堀のあかるさ昭和退行す
- 今はキラキラ卵子凍結すればよい
- 無濾過発泡老翁の杜若
- 煮えばなのどぜう一列まどろみぬ
- はつなつの森ぱんぱんの寓話かな
- 煩悩のみずみずしかった頃レタス
- お祈りはぽたぽた緩衝液あふれ
- スイトピー少しは鬼であることを
- 加速する正円恐怖根の国へ
- 春の潮龍体文字を呼び起こす
- 逃避行あうらは雲母(きらら)ばかりなり
- 何回目がねじやまやったん君の恋
- 満月の猫撫で声にさからわぬ
- 護摩祈祷燻されている慰撫されている
- 切り落とす過去と未来の痙攣す
- 串刺してあげよう君の不連続
- どんど焼きTikTokの小鬼たち
- あらたまのエマージェンシークッキー数えいる
- もう時効こうさぎの耳あたたかし
- 加速して転んで霧散ピクトさん
- 霧わいて夢より遠く行っちまう
- うそ寒きビスケットならここよここ
- 火に集う者ら明日を消しすすむ
- 留守神の下から数え三番目
- 青空だんだん前へ倣えはキライです
- 雲呑のひらひらだった私たち
- 寝つけない夜や蛍をよびもどす
- 真鍮の鍵はネジ式彼岸入り
- 雲のありか風のみちすじ軍靴鳴る
- 桃の木の下に集まる夜の桃
- 嘴まで食べられますよ猛暑です
- 酒で洗う傷のそこここ晩夏光
- とんそくのチョキ整列す熱帯夜
- 生き物が食べ物になる立ち往生
- 手づかみでしゃぶりつくしてる無垢の域
- 紫陽花の今は盛りの黙秘権
- 黒点の裏と表にある世界
- 分岐する数だけ別の靴を履く
- もう少し遠くありたいきりんのまぶた
- 骨格がはっきりすればまた迷路
- 痛い汚い怖い 紙石けんで洗う
- つぼみつぼみ無垢なるものの反響度
- 3.11 4.14 父ら濡れて立つ
- ロールストック美しく油断しているか
- わらわらと痛点はるのいちめん
- 九字切って世界戦争博物館
- 空海と足をちゃぷちゃぷ春汀

