- 海は春呼吸のように波の音
- 春光に影はさざなみうちながら
- 春やけんいい加減息せんとねぇ
「たかすかまさゆき」の作品一覧
全 22 件の作品が登録されています。
- ただ風にゆれてるだけのひとでした
- 雨音を分けあいいきてきたのです
- 佇めばたちまち蝶になるからだ
- 一生涯かけてあつめた灰でした
- 囀ればいつかは風になれるはず
- うららかにかすかにかなしみはみちて
- てのひらにのせると笑いだす落ち葉
- 泣きながら追いかけてくる霜の声
- 霜の花贈りますまだ消えぬよう
- 風花にかざした手からずれていく
- 明日には凍星となるひとといて
- なお、今日の雨は秘密にしておくこと
- 比喩という比喩の湯上がる風呂上がり
- 湯冷めして二度と会えないひととなる
- 冬ざれてやさぐれてややへこたれて
- 淡い影でいよう背高泡立草
- いきています河原撫子なでながら
- 敗荷やこれはだれの感情だろう
- 木の実雨ひびくこの身の朽ちるまで
- 不要だと言われ芙蓉と酔い痴れて
- 蔦紅葉まだいきるのに拙くて
- 傷だらけの腕は三日月宛ですか
- つくづくとつきのわぐまを待つ月夜
- どこまでもきんもくせいのよるだった
- 金魚鉢抱え間違えだらけの日
- 埋もれた骨から歌いだす真夏
- それは昨日の言霊でした
- さみだれにさみしくないかと問われている
- 梅雨に入りきみの不在に入り浸り
- まずは雷から真似てみる
- あおばずくだけがともだちだったころ
- ぼうぜんとのうぜんかずらかきいだく
- 蟻地獄みつからなかったね またね
- わたしからとおく離れてわたしの影
- 晩春や順番に影法師になる
- はつなつに燃えている影おどる影
- 消尽の足跡をたどれば桜
- 撃たれても唄いつづける死者 雨天
- きずだらけのうたですきみもわたしもきょうも
- タンポポになったら褒めてくれますか?
- 確かめるために窓ガラスを割った
- 木漏れ日にもれなくひび割れるきみは
- 呼吸する(とりとめもなく)鳥になる
- 羽ばたけば幅をもたないものとなる
- 幅のないひとと散歩をして帰る
- おもかげをなくして小春日和かな
- 風花にかざす手 ほどけゆく思い出
- 未明にてさえざえとくるうのをまつ
- サンタもサタンもまず入管へ行かされる
- クリリンのことかと問われ黙秘する
- ご覧のスポンサーの提供で終わらない戦争
- 鬼灯が欲しいばかりに踊る鬼
- 眼裏に焼き増しされた象がいる
- 溶けてしまったペンギンたちは
- こんなにもなにもないひびにもひかる
- まって、まだみずうみになりきれてない
- こわれているから いまからかえるから

