- 重いなあ雨傘で受け続けた女
- しあわせの両面テープ剥がされる
- 家族からブラックホールひろがる
「芝岡かんえもん」の作品一覧
全 16 件の作品が登録されています。
- 桃缶は食べなきゃいけませんよ僕
- ロザリオが頸動脈をしめてくる
- しあわせの免許ずうっと不携帯
- 晩年は記号になって生きようよ
- ベロは純情 舌は時々嘘をつく
- 黄昏にとても見事なうっちゃりを
- 缶切りでいつかおまえをあけてやる
- 雑踏で暗躍してる崩し文字
- こし餡はもう上品ではいられない
- 若い時しゃべってくれたソーダ水
- 振り落とす僕の雫という雫
- 泣きながらたっぷり聴いた八代亜紀
- 気がつけば飼い慣らされている猛獣
- 人型の過去をギュッと抱きしめる
- 修羅場の場数を踏んでいる小指
- 春うらら傷口たちの黙秘権
- 泥濘で泳ぎ続けている金魚
- 少年をこぼれぬようにポケットに
- 刺々しくて憎々しくて冬花火
- ホーホケキョ許してあげる鉄条網
- 解き放て押し潰してる春すべて
- 街中の薔薇をむしっているゴジラ
- さよならと云われるたびに夜叉になる
- 天高く跳ねよ前方宙返り
- わたくしの嫉妬につける湿布薬
- この男まだ竜巻をもっている
- いつだってしんじていますひらけごま
- バク転をする柔らかいあの日まで
- 波の数だけザザッとひいているわたし
- ブーブー紙でいろんな僕を鳴らします
- 成層圏 僕を睨んでいる蜻蛉
- 遠雷やもっと淋しくしてあげる
- ゴミ拾う男たまってしまったわ
- 傷みだす私の中の夏の空
- しあわせのラインダンスの揃えかた
- わかりましたよここがわたしの穴ですね
- わたくしに塩をふってる世間体
- 人間はポタリポタリと堕ちてゆく
- 前略コロナさまいい加減にして下さい
- 静脈のざわめく男みーつけた
- どうしても喉を通らぬ異邦人
- ゴシック体の男になっている真夏
- 裏側を彫刻刀でほってみる
- 人間の奥のほうから半夏水
- わたくしに桃をいっぱいくれた女

