- 春泥の味をなくしたガムの色
- レシートの裏に丸めてある慕情
- 振り出しに戻るサクラの木の葉っぱ
「伊藤聖子」の作品一覧
全 22 件の作品が登録されています。
- ドロップの缶に閉じ込めてる夕日
- 水たまり親孝行がしたかった
- 小望月あしたはあると信じてる
- カプチーノ麻布十番駅は5時
- 出世した友の微炭酸な明日
- エシャロットのチャーハン香ばしいランチ
- 駅を出る もうサナギには戻れない
- 自立すること諦めた試験管
- もう何も期待はしないパンの耳
- 高級なティッシュで仕舞う冬のハエ
- 胡蝶蘭いつも噂の向こう側
- クラムボン答え合わせはしないまま
- 溜息を巻き戻してる青リンゴ
- 長く書く長く怒りの日記帳
- フィクションを2割ほど入れ最終話
- さよならは言わぬ来世はあるさ
- 秋新しいお皿が増えて丸くなる
- 賑やかなひとりぼっちの乾電池
- 語り部になった三面鏡の指
- 座布団の波に目を閉じてる木魚
- あくびって伝染するのだよ夕日
- 幽体離脱パントマイムの夜明け
- 足りてないビタミン貰う絵画展
- 毛穴から入っていった蝉時雨
- 仮縫いのままで売られるぬいぐるみ
- 恋なんてしない ワサビを響かせて
- 人生のピーク ガリガリ君「当たり」
- 静止画のままで旅立つ小鳥たち
- 自己否定するために出て行く廊下
- ロッカーに置いてある絵本の黄色
- ダメにんげんの例として生まれたヨ
- レフトではいつも小僧の声がする
- 紫陽花が咲いた 連絡来ないまま
- 甘すぎる羊羹 サービス残業
- 理想的家族にもあるわだかまり
- 雲ひとつない空に浮く青りんご
- おひつじ座ことばになりたかったのに
- 春風に伸びるらくだのつけまつ毛
- 胡蝶蘭言葉になりたかったけど
- 伏せてある湯呑み茶碗にある失意
- 残高が気になる細い赤い糸
- 迷路から春の列車が出るシュポポ
- わたくしのねこのあくびはラベンダー
- ヘッドホン個室に入る装置です
- 泣けてきた文字のない天使な手紙
- 愛された記憶小脇に一周忌
- 思い出はプラスチックに変えました
- 一周忌汚した記憶磨き出す
- 欠けかけた月に話しかけて朧
- 美と味の両立エディブルフラワー
- 須雲川 飛んでない Night 黒たまご
- 筒状になってしまっている私
- 鏡の中歌いきる現実逃避
- 返さないまんま逝ってしまった君
- 秋の風離婚届の証人か
- 占いのとおりに生きる秋の虫
- 秋の空誓いの言葉嘘にする

