「森 廣子」の作品一覧

27 件の作品が登録されています。

公開日:2026年5月1日
  • 肘ついて聞いてる振りで空見てる
  • それはそれ これはこれだと距離を置く
  • 胸張って私らしさの始発点
公開日:2026年4月1日
  • お気楽に暮らす一人に隙間風
  • 春を咲く辛夷の蕾遠慮がち
  • 戦へと引っ張られるか知れないね
公開日:2026年3月1日
  • 白鳥に成れずに飛べずのアヒルの子
  • 郭公の托卵既にバレている
  • 胸の奥耳の深くに残る声
公開日:2026年2月1日
  • 大きい眼馬のまつ毛が濡れている
  • 抱かれて眠る赤子も初詣
  • 存分に咲いたと椿ハラリ散る
公開日:2026年1月1日
  • ヒュルヒュルと電線泣かせ師走風
  • 撫でて舐め猫のオシャレは面白い
  • 巡る季節に訪ね歩いた花の寺
公開日:2025年12月1日
  • 躊躇いも見せず落ち葉が散って行く
  • サボテンの愛を上手に受け止める
  • 木犀の香りは僅かもう居ない
公開日:2025年11月1日
  • 琵琶湖の水はノーベル賞に効くらしい
  • こっそりと爪を磨いて居た野心
  • 一人観る満月が手を振っていた
公開日:2025年10月1日
  • 暑すぎて蝉もカラスも声無くす
  • クーラーが休める様に行く散歩
  • 生き死にの話に揺れるカスミソウ
公開日:2025年9月1日
  • 忘れてた亡母の三十三回忌
  • 八月は痛い悲しいことばかり
  • 元気を出そう百日紅見上げてる
公開日:2025年8月1日
  • 思い出のつい取ってある桜貝
  • ペアで買い未練で残るマグカップ
  • 要りません美人になれる化粧品
公開日:2025年6月1日
  • 八万四千有る煩悩が私にも
  • 墓石の隙間忘れずスミレ咲く
  • ふらふらと行ったり来たりして戻る
公開日:2025年5月1日
  • 快感は春の日向の読書中
  • 試作では上手に出来る苺ジャム
  • 救済の言葉素通りさせた耳
公開日:2025年4月1日
  • ぽかぽかの太陽に又騙される
  • どこをどう間違えたのか分らない
  • 逃げ伸びたカラスはとても嬉しそう
公開日:2025年3月1日
  • 諦め悪い小さい影がのこのこと
  • 部外者だからどよめきを後にする
  • 繋がれて未だ漂う舫い船
公開日:2025年2月1日
  • 赤い花赤い夕焼け 淋しがり
  • ピラカンサ鳥に運ばれ現在地
  • ヒューヒューヒュー頭巾が欲しい雪だるま
公開日:2025年1月1日
  • 流星群を観たくて深夜起きている
  • ベンチには夜露に濡れた赤い靴
  • 陽を浴びて胸ドキドキで散る銀杏
公開日:2024年12月1日
  • ドンドンと三人組が戸を叩く
  • 乾かない傷を逆撫でされている
  • 研ぎ終えて切れ味試す肥後守
公開日:2024年11月1日
  • 寝坊して叱られている雀の子
  • 寝坊で遅刻いっそ休んで遊園地
  • 寝坊していい日3時に目が覚める
公開日:2024年10月1日
  • 桃だって知られたくない傷がある
  • 試されている事さえも知らぬ水
  • 生ぬるい目薬 予定狂い出す
公開日:2024年9月1日
  • くねった先に妙に歪な赤い花
  • 余計な事は左の脇に積んで置く
  • 四角い西瓜いたずらとしか思えない
1 2