- ONとOFF彷徨っている春の海
- 野のベンチ花に埋もれている柩
- 青虫と分け合っている春キャベツ
「林 操」の作品一覧
全 57 件の作品が登録されています。
- 言い訳も種が尽きたと沈丁花
- マンネリに味変やっと一歩前
- たら・ればの人生これも受け入れる
- 春生まれ花粉飛び交い春の乱
- 窓際に横一列の傍観者
- コーヒーの渦に巻き込むいい話
- 世界地図眺め私の仕舞い方
- 場違いな冬のたんぽぽ好きになる
- 何もせず悪魔の函とたそがれる
- 冬木立避難訓練粛々と
- いくつもの波を乗り越え浮いている
- ふるさとの更地に影のない私
- お手製の干し柿届く外は雨
- 銀杏並木しゃれたコートが欲しくなる
- 迷子もいいな薔薇に見とれているうちに
- ヨコハマの風に誘われ友が着く
- 眼下には彷徨い人がウロウロと
- 来し方を薔薇に囲まれ懺悔する
- シティーにてヘルシーフードに囚われる
- 母はまだ一度も逢いに来てくれず
- 先行きを自問自答のイチョウの実
- 雷が去ってトマトにかぶりつく
- たらればを言えばきりない夏休み
- 墓参り温度差のある君と僕
- デラシネになってふるさと折りたたむ
- カタカナ語集めて燃やす脳内で
- 枇杷の実の下で靴紐直さない
- 想定外に揺れるほか無し水を飲む
- 過ぎ去ったことは覚えていない振り
- 後ろ歩きに適した靴を持っている
- 過ぎ去ったことは忘れて芽吹くとき
- 希望の欠けらお花屋さんのいい匂い
- どこまでもついて行きます芝桜
- 思慮深さ蹴とばし無為の誕生日
- 皺くちゃの手を眺めつつ嘘がない
- クリスマスローズ大地に額付くよ
- 落とし物鍵を見付けに春を待つ
- 無防備はだめよと笑うあばら骨
- 地下鉄の深く深くとみな仮面
- 泣き笑いしつつ確かに年重ね
- 冬枯れの枝の隙間に鎌の月
- 一段と厳しい冬の鍋自慢
- 環境が大きく変わり第九聴く
- ウルトラの母来て大地震わせる
- 山茶花の道で転ぶ身持て余す
- 深呼吸胸がチクッとバルコニー
- 思い出の実家あとかたなく更地
- あと少し浮草となり星月夜
- 友の顔浮かべばLINEがスンッとくる
- 行列に並ぶ時間はたっぷりと
- 込み入った家系図戦死者の涙
- ズルズルとゲーム猛暑日続いてる
- いちにちの歩数かぞえて麦とろろ
- 込み入った話にプリンアラモード
- みぎひだりとにかく前へ右左
- 終点までをのんびり出来る時が来た
- 大都会深く深くと潜り込む

