- 赤提灯見えないことにして帰る
- ノンアルに慣れて来たころ雪が降り
- 粕汁で和む禁酒の十二月
「伊藤良彦」の作品一覧
全 50 件の作品が登録されています。
- アボガドの種を割りたい日曜日
- 昼寝するように崩れる秘境駅
- 白菜のサラダに添える昼の月
- 延々と赤信号の待避線
- 昼寝する電車の屋根が眩しくて
- 切符とは歴史の中の1ページ
- トンネルを抜けても夜が終わらない
- あこがれは銀河鉄道999
- 地球ってどんな星座の一部かな
- 悪役になって未来を変えようか
- 台本の中で勇者になれる僕
- 人間の生死は紙にだけ残る
- 蚊や蠅の命のことを知らぬまま
- 人類は銀河の隅で生きている
- 梅の木が見つめる空に戦闘機
- 任せたら未練を捨てて死んだふり
- 海賊になれる気がするカリブ海
- 百年は沈没船の一時間
- 眺めると満腹になる時刻表
- バスを待つ無念無想の一時間
- 水曜は鯖の水煮がよく似合う
- 戦争と命を数字だけで見る
- スマホから命の音が聞こえない
- 画面から煙以外は伝わるが
- 憂鬱を煮込むと冬の味になる
- 期末日の姿でしょうか鯵フライ
- 風見鶏だって飛び立つほら四月
- 夜汽車から聞こえる唄と時刻表
- 人間をカードのように取り換える
- 句読点それから先に進めない
- 踏まれても踏まれなくても石は石
- ため息と希望重ねて未決箱
- 堕天使がふわりと僕の背を撫でた
- ニンジンの赤い目線が僕を刺す
- ゆったりと大根を煮る貨物駅
- 何色に染まるだろうかサツマイモ
- 信号はきっちり守る飼育員
- 本日の仕事のようなティーバッグ
- 僕の声無かったことにして明日
- 選択肢なければ迷うことはない
- どうせなら地獄で楽をしてみたい
- じゅっという音を残して消えたとさ
- 心臓を止めて命の声を聴く
- 脈拍の音で生きるを許される
- 病院の壁を再び見るなかれ
- 水割りの水もかつてはにわか雨
- 豆を煮る鍋と私の手のひらと
- 夏という試練が過ぎて次は冬
- 緊張が胃壁を走る九時と五時
- 1日で1年分を寝てみたい
- 延長戦タオル投げるか投げまいか
- 義務感で冷やし中華と踊る夏
- 曖昧な酸っぱさにある無責任
- 昼寝する錦糸卵をかけられて
- 褒められて脱力感に襲われる
- プラモデルみたいに語る組織論
- 現場から距離を置いたらただの猫