- スペシウム光線 兄が来てくれる
- 妻の座は居心地が良いアマリリス
- 時化の夜ボトルシップの銅鑼が鳴る
「黒川佳津子」の作品一覧
全 60 件の作品が登録されています。
- 長文読解 恋文は厄介
- 逆風に背中の羽が飛びたがる
- ブレンダー細かいことは気にしない
- 牛スジも恋も煮こぼすのが極意
- 恋人にねだる台湾かき氷
- 時々は炎になって困らせる
- 怒ったりしないと誓うハリセンボン
- 水曜日そろそろ生えてくる鱗
- 人間って何だろウーパルーパの目
- なんやかや吸って乾いて豆絞り
- 広がったほころび手繰り寄せ生きる
- 葛饅頭ぷるるるるんと逃げ切った
- 議論白熱 枝豆の皮積み上げて
- 妖精の羽音聞こえる麦畑
- 告白はスワンボートが着いてから
- 企みが勃発しそう葱畑
- ディジュリドゥ魔女は箒をしまいこむ
- 乾杯の真ん中にいてなお独り
- シャツの裾ひらりと春を掴まえる
- 逃げ足が速い男のいいリズム
- 四川麻婆 腸がほどけてしまいそう
- サイレント映画のような夕ご飯
- 誘惑はとろり飴湯の優しさで
- 右耳のピアスの穴が閉じて 春
- 雪蛍 追って行きたい人がいる
- トゲトゲを溶かして暖かな日差し
- 免疫を上げよう星の話しよう
- 睦月のカレンダー口角を上げて
- 駅の道 星の話をしてよ君
- 空回りした夜のアルミ缶ペコリ
- 風吹いて風の心地の夜となる
- 思い出を語る手回しオルゴール
- 謝れば済むことなのに零れ萩
- 急ぎますのでと去り際のマイマイ
- 許したい人は遠くに鰯雲
- 本心を語れば落語めいてくる
- どうしようもない直角の寂しさ
- 鱧天でも作ろ 月が美しい
- 殺し文句の切れ味試したい月夜
- 慰めてもらう出来立ての青痣
- ジョーカーを使いそびれてまた負ける
- 言い訳を継ぎ足していく立葵
- 笹団子ほどけば夏の匂いする
- ささやきが紫めいて時計草
- 笹舟に乗せて重たい恋心
- ドアに指挟む程度の恋の傷
- 玄関を出ればシャキッとする海月
- 湿っぽい話も入れて冷素麺
- 水羊羹 そろそろ本音出るころに
- 私まで加えられたか頭数
- 砂漠の真ん中で君を待っている
- 白木蓮静かに咲いて散れぬわけ
- 桃ゼリーやきもち焼いてみたかった
- 外は雨 私は夜を引き留める
- キラキラをいっぱい溜めている蕾
- 水色のシャツにアイロン 逢いたいよ
- 大抵のことは気球に乗せておく

