- 夢のなかポインセチアのポイでいて
- 篝火草モノクロ―ムな山陰で
- アディショナルタイムとことここんなとこ
「斉尾くにこ」の作品一覧
全 58 件の作品が登録されています。
- アルペジオかすかグラスのゆりかごへ
- かぷかぷと笑いあってる浮いている
- 読みかけの秋へ入ってきたテクノ
- 水槽に入れて羽衣見ていたい
- 喉にある鵜呑みの溶けていくころに
- ばらばらにつながる同じ海の底
- きき耳のみみの形をみていたり
- 花束は薄切り肉で巻きましょう
- 上質な時間水中大花火
- 飛魚にならぬ鰯のハンモック
- 脱皮するおにぎり羽化をする移住
- 被害者と加害者ヒレをはためかせ
- 栞にと持ち帰りたいきみの指
- ヒビ入りの笑顔ドラマになる真夏
- 探しものならもやもやのこの辺り
- 人の世に悪目立ちしたエビフライ
- 湖底ではマリモのダンス鮭の恋
- 鳥になるときぱほぉーんと鼻あげる
- ぬくもりのあってこのまま焼きリンゴ
- カミツレのまだ靴白く腕白く
- あたたかなポストやわらかな山々
- 早朝に降る些末わやわや綿毛
- 屈託の真昼のシルクスクリーン
- 静寂の夜を破って咲く明日
- まぶしくてあざとい肩のストラップ
- 美談めくほうへカラカラカランコエ
- マシュマロへぼふっと顔をうずめる日
- 個人的楽しみとして風のカフェ
- 相槌を打つ役ダーツ受ける役
- 静寂の未明は水でしばし魚
- わからなさ抱えて背伸びの運動
- 自販機に「愛」と「自由」と「才能」と
- おちつけと点るわたしの信号機
- 意外にも柔和なきみの曲げわっぱ
- 夜のふところ活性化する脳作業
- ライオンの歯型を付けたヌ―が行く
- 頬杖の角度を真似て人見知り
- 夜空にも雲はありますセミコロン
- 胸のドア開けてシャワーをしています
- こころもちなにげ摩周湖屈斜路湖
- 為す術の取っ手に片手かけている
- 呼応するように誤読をしてしまう
- テーブルが聴く沈黙と息づかい
- 千体のモアイが風のお出迎え
- もやもやをダマにならないよう飛ばす
- シャワーから噴水となる蝉しぐれ
- 欲望の迷路へ湧き立つ雲霧林
- 住めぬけど行きたい街に住んでいる
- 夏の夜の動詞はふわり動きだす
- くるくると固有名詞のかくれんぼ
- 体内をしゅわしゅわ出入りする返事

