- メダカ飼う以来苦手な活き造り
- 啄木にそっくりな蟹 練り歩き
- ホテルは「シーサイド」ネオン消えたまま
「杉山昌善」の作品一覧
全 58 件の作品が登録されています。
- もがり笛月光仮面なぜ白い
- 欲望の零れる君とする昼寝
- 「浅はか」を旗印にし天高し
- 野火這わせ二人の汗が混じります
- 無風たり神主さんがやって来る
- 独り飯 月月火水木金金
- この恋の訂正したし二本線
- 逃げ水に逃がしてあげる水すまし
- 黒い血をたっぷり吸わせ蚊を潰す
- 椅子に立つ高いところで好きと言う
- ホームズとおんなじ滝に落ちてみる
- 故郷の夜は田螺も泣くのです
- 失恋のフラッシュバック稲光
- 恋情の嵐の中にいる無風
- 明日なんてほとんど今日のやり残し
- 決心を迫って今日の蝸牛
- 真実を語れと迫る火焔土器
- 告白を迫って浮かぶ花筏
- 初めての罪を纏って青い梅
- 飛蚊症 ツートントトン暗号か
- 菜種梅雨 謝ることの多き朝
- 始末書を書かされているミケとタマ
- いつだってジンジャーエールで逃げる人
- 天の川あれは私の捨てた星
- 絆です金魚のフンの繋がって
- 最後尾 背中切られることはない
- 神様にそろそろ返す五円玉
- 再会の電車の窓は開かない
- 少年と言われて怒る黄水仙
- 指切りの小指を売ってくれまいか
- 残日やリンゴの皮を剥き終わる
- 神様は流行りの靴を履いている
- 逃避行 臨時停車は無人駅
- まだ何か出てくるかもとポチが鳴く
- 潜水を一度で懲りたミズスマシ
- 振り払うおためごかしの背後霊
- 去ってゆく君の靴から秋の音
- 黙秘する玄関にある女傘
- 赤チンを塗った所が反抗期
- 三度読みゆっくり破るラブレター
- 義を見てもせざるの多き日本人
- 不貞寝していつまでも待つ女文字
- 白塗りの壁に見事な卑怯傷
- 故郷(くに)の森しっかり訛る蝉時雨
- ぬるい本ばかりになった我が書棚
- 雨乞いをするかのように君を乞う
- 負け犬の尾にも優しい芒梅雨
- 雨の日のお迎えなんて絵空事
- 美しくサラダを残す処世術
- 七月の無職のままの雨宿り
- 惜春歌 こころに未だ自傷痕

