- 小さくて発熱量を売りにする
- 圧力に屈してカップ麺の昼
- 哀悼の誠になっている背骨
「藤山竜骨」の作品一覧
全 58 件の作品が登録されています。
- 瞑想の日という水曜のカフェ
- 返り咲くつもりのくしゃくしゃの月
- 遺言にタンス預金を抜いている
- 大盛りをペロリ只今旬である
- あーんしてスプーンで運ぶ養命酒
- クルーズの旅でひとりを噛みしめる
- オオタニを孔子孟子に仕立て上げ
- お犬様おクルマ様のためバイト
- 漫談はお持ち帰りにいたします
- 鉄塔のように極める瘦せ我慢
- 卵かけご飯こっちの店にする
- 花吹雪DNAに点くあかり
- 理不尽が悔しい淑やかな鈴と
- 馬鹿野郎と鈴が叫んでいるのです
- 鈴はもう米国行きを決めている
- お時間ですとトンカチが現れる
- リハビリはカニ道楽がいいという
- 居眠りをする専用の椅子だった
- ひゅるひゅると能登半島に降る無常
- 千羽鶴 能登半島を降下中
- 今まさに風になろうとするピアノ
- 天皇の両手が触れたことがある
- 今をすぐ掴むスニーカーの速さ
- ミネラルにしてひりひりとしてドラマ
- 洋服に身の上話する和服
- それではとサラリーマンを入れる箱
- 日本の唇ぴーちくぱーちく
- 求人誌めくれば国民の一人
- 仏滅に開く卵を産む句集
- 朝バナナ電子レンジでチンをして
- おばさんと鯵は開いたままがいい
- 暑くって死にそうですと棒アイス
- 目標に十歩足りないスマホ振る
- 在りし日の貝殻節が鳴っている
- 懸垂を三回 叔父の三回忌
- K-POPドライフラワー甦る
- 喋らないぎゅうぎゅう詰めの喫茶店
- ふがいない男の傘を折り畳む
- 名月に傾き出したガードマン
- くちびるを切って崖から這い上がる
- AIは縁切り寺へ行けという
- 日銀に向かって吠えているキャッシュ
- 讃美歌にハモる菜の花揺れている
- 密談をサプリメントにしましょうか
- 検査値に怯え検索して怯え
- 一線を越えると弾まないボール
- 履歴書がほうれい線に刻まれる
- 貰われていく茶道具は凛として
- 噴水がイキイキし出すEメール
- オオタニになりたい信楽の狸
- 不在着信オジサンは吠えていた
- 恋をして炭水化物しりぞける
- 手と足を動かせ脳は過労気味
- マスクしてスーパースターバスに乗る
- ママチャリのWワークに会釈する
- ワイン風呂おじさんたちが指舐めて
- 縄跳びを止めない自称チャンピオン

